ポジティブばかりは危険?
ポジティブな言葉や感覚に浸るといいといわれてきたと思います。
部活などでも気合いだ、なんだと言わされて闘志を燃やしてきた方もいるかもしれません。
今日は、短期的で試合や試験に対して盛り上げるようなポジティブは有効であっても、長い目で見たら危険かもしれない、というお話をしていきます。
経験のある方はもう体感でわかるかもしれませんが、試合や試験で追い込んで追い込んで盛り上げて頑張って勝った結果、燃え尽き症候群になってしまう、という危険がまずあります。
これは勝ったり受かったりがゴールになってしまうので、その後その結果をどう生かしていくか、そもそもイメージできていないことが大きいです。
また、ポジティブな言葉を唱えたり、アファメーションをするといった方法を取っている方もいらっしゃると思います。
これは抵抗なく言葉が無意識下に働きかけていれば効果は見込めます。
しかし、ポジティブな言葉が現実とあまりにもかけ離れていたり、現実を強く否定するものの場合、
言葉はポジティブなのに自分の内側から、「そんなのできっこないよ。(拗ねた様子で)だったらいいよね。」という声が出ていた場合、できない、や、拗ねた気持ちが無意識に伝わってしまうので、できなかったり拗ねてしまうような現実になってしまいます。
そうです。よく言われる、今の現実もすでに引き寄せたものである、ということです。
現実が思わしくない人には受け入れがたいことですよね…
また、ポジティブという感覚も人によって違うと思うのですが、
- 興奮
- 盛り上がり
- 我を失うような気持ちよさ、楽しさ、喜び
は注意が必要です。
スポーツやお酒、肉体関係を楽しんでいるときの感覚に近いですね。(スポーツなどそれ自体がいけないと言っているのではありません。適宜楽しんでリフレッシュしてください。)
なぜならこういったポジティブ、陽に見える感情、状態というのは持続できないものだからです。
終わってしまったら寂しくなったり、過剰に求めたり依存を引き起こしたり、落差で心身が疲弊してしまいます。燃え尽きもこの結果ですね。
だから、たとえ叶っても持続しない。
不満で終わるということになります。
じゃあどうすればいいのかというと。
引き寄せは望んだ状態にすでになってしまうと叶うという法則でもあります。
望んだ状態が興奮した状態ではなく、当たり前の状態であったほうがいいのです。
意中の彼に告白されるのが望みだとして、告白されて大興奮で嬉しい!
とっても素敵ですね。
でも、告白されてその後心地いいパートナーシップが築けなければ長期的に見て幸せではないですよね。
告白はされて当たり前。
その後も当然お互いのニーズを満たしあい、信頼しあってお付き合いしたり、結婚に向かっていく、というのが良いのです。
この時、このタイミングで、とか、こういった理由で告白されたり、とか、細かいことは決めなくていいのです。
ルートが違っているだけで無意識化で拒否してしまうからです。もったいないですよね。
当たり前で持続可能で心地いい感覚というと、
- 日向ぼっこしているような気分
- 湯船につかっているような気持ちよさ
- 寝心地の良い寝具に囲まれた安心感
が近いでしょうか。
どれも気張った感覚ではないけど心地いいですよね。
こっちのポジティブな感覚でイメージしたりアファメーションしたり普段から過ごしてみてください。
辛い気持ちも肩ひじ張ることもなく、あなたが生きやすい人生になっていきます。